元の冬空/kawa
 
冬空を元恋人が散ってゆく


変な虫乾いてる神聖な歩道


何人も好きになってわたし散り散り


寒空に陽が当たっても眠る虫


ひとりで呪ったり赦したり無駄無駄


歩くに寒く転がるに風よわし


寒い中歩きなきたかったと知る星夜


空荘厳に冷えてオーロラを呼べ
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