呼吸下手症候群/ローザ
 


朝靄の中の 活動し始める街


ラジオを消して


ひとり こっそり深呼吸


肺が みちる


心が 埋まる


こんな綺麗な


体にゆき渡る


黄金色の朝焼けの下なら


希望というものが


僕の上にも たしかに降り注ぐと


信じてみても、





いいのかもしれない。








そんな 勘違いをして


僕は 今日も


なんとか 生きてるフリをする



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