ぼろぼろのつばさ 4/青色銀河団
 
でもぁたしはひとりだから
虹の底でぃつも誰もぃなぃから
ぁたしは透明な風ぉんななの!
夏!がきても!
冬!がきても!
秋!がきても!
この星にひとりぼっち
キラキラひかる硝子ぉんななの!
ガッシャーンって!!粉々に砕けちゃいたくなるほど
夏がぃっちゃうの!!!




[なあなあ]

なあなあ、誰かきいておくれよ、今夜は、誰かにきい
ていて欲しいんだよ、こんな月のきれいな晩はさ、た
とえ雨がふっていても、とても人恋しくなるもんだろ、
だってさかわいい女が隣に寝ているとするだろう、
もちろんおれの妄想だけど、その女はさ風呂上りで、
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