ソルダム/
霧笛
ソルダム
その名は ソドムとゴモラを父母にしたような響きだ
冷えたソルダムに噛り付くと
その いたいけな女児の心臓のような鼓動はとまり
真紅のジュースが掌を伝う
禁断の果実に喰らい付いた男は
薄暗い厨房でつぎからつぎへと
新たな心臓を喰い破った
ソルダム
その名は至福のすもも
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