朝が恐い君へ/
秋也
知を持って牢ぜよ
豊かに生きて
ただ死んでいくは
櫻のごとく
抱いて抱いて
穢すは
宵名にあらじ
一睡に大輪咲かす
それは夢のごとし
破れども破れども
閉ざされぬ道
あかずの朝
永遠の豊穣
見果てぬ
独眼
虚しくも力強く
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