子どもの視点/桜 葉一
 
ある休日の朝
久々に公園へ散歩に行った
公園ではたくさんの子どもが遊んでいる

砂場で遊ぶ3人の男の子は
青色のシャベルを使って
一生懸命にあなを掘っている
お城をつくったり
トンネルをつくったり
なにかをつくろうとしている意思は感じられない
ただ必死にあなを掘りつづける姿を不審に思って
僕は声をかける

 どうして穴を掘っているの?
 そう聞くと

 ここの下にチテイジンがいるの
 ふかーくふかくあなをほりつづけたら
 チテイジンにあえるの

 と真面目な声で彼らは答える

ブランコでは女の子2人が
今にも飛び出してしまいそうなくらいの勢いで
ブラ
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