完璧を抗う蛹/AKiHiCo
 
キミに似合うと手渡された洋服では
上手く歩けなくて前に進めなくて
其れでも足掻くように呼吸を
続ける他にはなかった

キミは此処に居る冪と渡された部屋では
独りきりで私以外に誰も居ない

愛を灯す前に指先は凍えて
涙も氷柱に変わる間際
それでも信じ求め続けた
宵はやがて朝を(breathe a sigh)

己の思い通りにしたく
箱庭に押し込め(ah, my spiritual, my spiritual......)
唇を糸で縫い合わせた(burst into tears)
床を這う蛹か尸か

必要なのは罵倒ではない
精神を操る言葉でもない
貶める事ではなく
どうか貴方は許す強さを知って
花を愛でて永遠に咲かせて
ほしかったけれど(however......however......)

やがて物言わぬ蛹も
美しい羽根を得る事を知らずに
必要なのは空論ではない
足りないのは幻想の夢ではない
どうか私に光を(crying for help. ah, help help)


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