/udegeuneru
 
には他の同級生たちがいる
同じようにテストを受けている者もいれば
こちらの様子を伺っている者もいる
私のテストの結果が期待されたとおりでなかったらしく
だるい空気になった
気まずくなって辺りを見回すと
東の空に何か巨大ないきものが居た
周囲の建物から突出してでかいから目立つ
手足が異常に長くて縞模様でキモイ
いきものはゆっくり歩いて北上している
同級生にそのことを伝えると
大して驚きもせず
ああ、あれ。
知らんの?
いつもあのへんに居るよ
というリアクションをされる
もう帰っていいと思われたので
マンションを出て
金がないことを思い出す
思い出して、あっと声を出してしまい
同級生が怪訝な顔でどうしたん?と聞く
私は何の根拠もなくあ、でも大丈夫やと思って
なんでもないと言って行こうとする
言ってでもどうするんだって思って戻る
それを2回くらい繰り返し
いよいよ本格的に心配されて
なぜか今までの生き方や将来のことまで頭にうかんで
路上で頭を抱え込んでしまった
もう夜になっていた

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