愛こそ全て/kuane
いつしか終わると思ってたし
終わることを願ってたけど
僕は信じることが出来なくて
いつも暗闇の中を這いずる様に
何かに縋り付いていたかった
それが何かは解らなくて
疑がったり傷つけたり、
そんな自分が嫌いで仕方なかった
この喉元に入り込むような
饐えたにおいの匂いの泥水の中に
いつの間にか居てくれたあなたは
僕に僕自身を認めることと
僕以外の大切な人を
好きになることを教えてくれた
愛こそ全てなんだ・・・
愛があるから生きていけるんだ・・・
弱くて脆くてそれだけでは生きていけないのが愛だから
大切な人と繋がり育てていくものなんだって
終わらないのが愛なんだ
生きていくのが愛なんだ
あの人は僕にぼそっと教えてくれた
優しく教えてくれた
戻る 編 削 Point(0)