愛こそ全て/kuane
 
いつしか終わると思ってたし

終わることを願ってたけど

僕は信じることが出来なくて

いつも暗闇の中を這いずる様に

何かに縋り付いていたかった

それが何かは解らなくて

疑がったり傷つけたり、

そんな自分が嫌いで仕方なかった

この喉元に入り込むような

饐えたにおいの匂いの泥水の中に

いつの間にか居てくれたあなたは

僕に僕自身を認めることと

僕以外の大切な人を

好きになることを教えてくれた

愛こそ全てなんだ・・・

愛があるから生きていけるんだ・・・

弱くて脆くてそれだけでは生きていけないのが愛だから

大切な人と繋がり育てていくものなんだって

終わらないのが愛なんだ

生きていくのが愛なんだ

あの人は僕にぼそっと教えてくれた

優しく教えてくれた

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