月灯りによせて/
れるむ
不協和音の響く街
叫ぶ声はノイズに掻き消され
冷たく 雨と共に落ちた
真っ暗な空に微かに見えた月
あなたも叫んでいるのですね
過ぎゆく季節に霞んでしまった
遠く
薄れゆく記憶と共に
そっと 瞼を閉じて
永遠の眠りにつく
あの頃の
月灯りによせて
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