呼ぶ火/KETIPA
 
ぬくいやろ洋平
金は送れん火を送る
   ほうれ
 顔が火照つてきよつた


(1):生きろと云はれた。


生きろと。         ・


火の は(端) から黒い粉が吹上げとる
あつこに 去年足らんかつた炭がようけできとるやろ
ハ、ハ、ハ、山も火照つとる―― ほうれ ぬくいか命



落ちとつた棒を杖代りについて 棒になつても見させてもらいます。
神さんえらい豪快やのう
とてもそこまでようしませんわ



おい不健康なそこの黒い雲 家に
漢方薬があつたで
その煙でええ具合に燻されとるわ  吸へ

  ハ、ハ、ハ、――




そつちには行つとらんのか

まだ


行かんぞ 俺は




(1)       。
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