[無題 [[[ ]/JTO
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透明な八角形が(何角だかはどうでもよい)僕の目線よりやや上
手に届くくらいの位置に浮かんでいるとする。大きさは
両手と腕で抱えるより小さい。
手でなぞりながら
なぞりながら空間のゆがみについて思いをめぐらす。なんで
こんなになってしまったのだろう。。。次に八角形の上から
三段目くらいのところが水平にぐるりと180度回転する。
それは、さまざまな世間での面倒くさいことが起こした
矛盾やその他もやもやとしたもの。これがくるりと
回転するわけだ。ルービックキューブのように
もう一度今度は縦に真ん中から回転。上と
下がぱかっと割れてくるりとする様は爽快そのもの。
あとはかたん、
かたんと精巧な人形のように
とんとんと割れてゆく連鎖を
こころの目で見つめ続ける。連鎖は
八角形から空間へ放射状に広がり、
面が裏返ったかのようにぱたぱた(でも音も立てずに)いってゆく。
永遠の時間永遠の連鎖がアキレスの亀のように…
(「無題」ver. january 2009.)
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