ぼくのストレス/
光井 新
ははがいなくなりました。ぼくをおいて、ぼくよりかわいがっていたいぬもおいて。
ははがかえってこないから、ぼくはイライラして、まいにちまいにちいぬのけをむしりました。
ちちがひさしぶりにかえってきていいました。
「このいぬどうしてハゲてんの?」
「ママがかえってこないから、ストレスでハゲたんだよ。パパもさいきん、かみのけうすくなってるよ」
ぼくはしょうじきにはなしました。だから、おこられなかったんだとおもいます。
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