ディストピア。眼の誕生!/
瓜田タカヤ
ではない
何もが何かのためではないと
何者でもない眼が話す
蠅の眼と蛍光灯の光りと
意味のない縞模様でステンドグラスが完成する
黒い縁取りの配列と飴の溶けた色想
わくらばに屈折に意味づけ眼の誕生の契機を触発する
点滅が反応をつくり
蠅の眼がディストピアをつくりだした
蹴り殺し合うべきだ
そしてその全てを
観察しあうべきだ
太陽をまぶしがる君を
剥き出しの粉で見つめ続ける日々に
涙を流すべきだ
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