それを青春と呼ぶ/哀詩
いけないのか
闘争心、その延長線上あるしあわせ、それは
ここにあるしあわせとは幾分も違うものだろうか。
夢を見る。負けを知る。挫折、そんなもの
して半人前、乗り越えて一人前、
未経験は四分の一もないのかな。
手を伸ばす、空気を掴む。
リーチを確かめて思う
「まだいける。」
全てが現実になって追いかけてくるのに
逃げるのに精一杯で
何かに向かって走ることも知らない。
ねぇ、空を掴んだ拳には爪すら食い込んでいなかったの。
それを本気と呼んだの。
限界なんて見えたことあったか、って聞いて
答えて。
答えて。
戻る 編 削 Point(1)