瓦礫の上で行くあての無い祈りが始まる/ホロウ・シカエルボク
 
か、渇望なのか、呪詛なのか?はっきりとした、だけど決して距離を詰めてくることはないその視線、恐れるには確か過ぎる、恐れるには確か過ぎるのだ、痛みが骨を揺さぶる、アジテイターはどうした、アジテイターは?子供の視線を気にしすぎてしまう、あいつはなぜ立ち去らない、まるでまだ何も終わっていないと言いたげに、新しい鉛を取り出すでもなく、強烈なブーツで同じ大地を踏みしめ続けている、暴動の幻想、幻想なのだ、為し得ることが叶わなかった暴動の宿命など、すべて





新しいマガジンのスタッカート、チャンバーが引かれて、冷えた銃口のキス、勿体ぶりやがって……射出口にクロスを添えてくれ、得体の知れないものの為に










祈るから








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