三日月/春日野佐秀
 
青い水に浮かぶ氷片は
おだやかな夢の途中で
幻のようにはかなげで
見落としてたものは
何だったか
忘れていたものは
何だったか
それすら忘れて
今日もほのかに
戻る   Point(1)