冷戦のアナロジーとしての日本野球/がらんどう
 
移民が急増するが、ナカムラ・ノリヒロはメッツと契約寸前まで至りながら、それを年俸吊り上げ工作として利用し、モラルハザードとして批判されるとともに年俸の急騰をもたらすこととなる。深刻な財政危機に陥った東側球団からはローズやコクボといった外国人労働者が読売に流入することとなり、球団間に深刻な貧富の格差が生まれ、このことがテロリズムの大きな源泉となったといわれている。2001年9月11日、ゴジラがNYを襲撃し、この襲撃により貿易センタービルは崩壊してしまう。読売は130億ドルの追加支援を決定するも、国際世論は「読売は金だけ出して血を流さない」と読売を批判、それを受けシドニーオリンピックにはプロ選手を派遣することとなる。

グローバル化を推進する当時の読売の指導者ワタナベ・W・ツネオは、フルタ・ホシノ・北朝鮮を悪の枢軸と名指しして批判、フルタ体制はストライキにより反読売を企てるが、高額年俸という既得権益にしがみつこうとする野球選手は既に労働者ではありえず、革命の夢は潰えていたのである。



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