華/汰介
の哀れな生涯である。
(彼は「金の為に曲を書く」と、言う様な事も言っていたように思う。
これこそ、ニュアンスを必要とするのではなかろうか)
それで私の出た結論は、やはり「華がある」と言う事に尽きる。
これは、最も難しい。ある方向ではちっとも「華」を感じさせなくても
別の方向では「華」を感じさせる場合が多々あるのである。
矛盾を一つ言おう。
「華」と言うニュアンスで見る時、紫式部も清少納言も違うカラーの「華」がやはりある。
この「華」を技術的に作り出すにはどうすれば良いのか?
人生最大の「謎」である。
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