銀河鉄道に?act ?/セルフレーム
に、力強く、おじいさんは話した。
「でも今思えば、死んだ友人と、あの人を繋ぐのが、銀河鉄道しかなかったんだ。
死ぬ前の日に、あの人は私に、銀河鉄道の停車駅を、書いて、渡してくれたんだ。
出発駅は、もちろん、此処でね」
―老婆は、大切な人と繋がっている為に、
銀河鉄道を、望んだ―
「銀河鉄道は此処から出発して、サウザンクロスまで行くのだと。
あの人が死んでしまってから、もう一度銀河鉄道を見て、
銀河鉄道の終着駅が、たまらなく愛おしくなった。
ここに住む人もきっと、南十字までの長い旅路に、
知らぬ間に呑み込まれてしまってるんだよ」
―惹かれて、
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