ショートレビュー・サンデー 3 年末版 /露崎
 
長さや重量というものがある
とおもう。その最適な感覚こそがじつは詩でいちばん大切で、むずかしいことなの
ではと感じて、興味深かった。
 おもわず息をとめてしまうような1連目もまたすごい。とりたてて派手な言葉で
はないのに、鮮烈です。いろいろなものがつまった14行で、くりかえし読みたい
一作だとおもう。



 ■ 詩のジャンル

 ところで、詩には細かいジャンルが名づけられていない。音楽では「プログレ/
メタル/スラッシャー/ドゥーム/フォーク/フォークトロニカ/エレクトロニカ
/パンク/シンフォニック・パンク/ポップス/アリーナ・ポップス/……」とい
った連想ゲームが
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