メリークリスマス/rabbitfighter
 
スマスツリーも灰色になって
だけど星は
数えるほどの星たちは
明るく燃える
暗く瞬く星たちは

このままずっと見上げていれば
何十年も 何百年も見上げていれば
夜空は
この街の夜空は
宇宙の奥深くから
幾千万光年の彼方から
語りかけてくる星で埋まるだろうか
語りだす星で 溢れるだろうか

その日を僕は待てないだろう
もしかしたら
一つの星も輝かない夜が来て
孤独に怯える月を見上げるのかもしれない
そんな夜には
ただ信じることが祈りだ
暗闇の先にある
幾千億の
満天の星を

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