最終電車/
快晴
誰も信じやしないだなんて
陳腐なセリフを吐いて酒
女なんていらないと強がって
タバコの煙で涙を誤魔化す
いつもの見飽きたフラッシュバック
ひたすらシャッフルする心の燃え滓
えへらえへらと友人の肩を叩き
雑踏に紛れ込むねじれた背中
どんなに知らないフリをしてみても
本当は知ってる素顔の自分
結局、愛にしか生きられないのだと
降伏する中央林間行き最終電車
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