詩のマーケティング論 番外編 −詩の即売会−/いとう
 
ます。上限500円。これが限界。高価な詩集などを売るのに即売会は向いていません。まったく売れないことはないけれど。

で、次に、詩集、詩誌の装丁。これは凝らなければいけないことはないようです。凝ってはいけないわけではなく、凝ったほうがいいわけでもなく。(もちろん装丁も含めて「詩集」であるという意見には同意します。それを踏まえたうえでの話として、あるいは、別の見地から装丁について考えた場合の話)。要は、詩集や詩誌を購入するという動機の根本の欲求は、それらの購入ではなく、購入したものの中に存在する「作品」なので。ただし、ターゲットによっては装丁が購入動機の重要な要素になる場合もあります。このへんは
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