telephone/瀬田行生
 



いつだって僕は
君でいうとこの洋服の端切れ


つなぐ事だけを求められてる


そんな役目でもとても嬉しくて

愛しい人との始まりの時間が近づけば
きみはぼくの話を聞きながら

どこかでにやけ顔を浮かべながら

これから始まる愛しい人との時を待ってる



そんな幸せそうな君を

遠くから見てる日常

深夜の呼吸

残りわずかな時間を

精一杯僕は君に使おう
君が目の前からいなくなって愛しい人の元へ行く前に

深夜の会話

実は秘密


だってただの何気ない時間

暇つぶしの会話だもの


いわばテレビが疲れ
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