僕の心境。/綿花
詩人を名乗って言葉を綴る
嘘っぱちの、自称詩人
客観性も主観性も無くしてしまった僕は
手段と目的を履き違えて
バタバタ足掻く
ホントウは、詩なんて書けなくて
詩になることのない
記号的な言葉の羅列
演じたつもりが演じ切れず
伝えるつもりが伝わらず
表現するつもりが表現できず
バタバタ足掻く
大事に、大事に、
掌に握り込んだあの日の輝きは
いつしか指の間から
僕を置いて飛び立った
立ち位置把握できない僕は
弱い部分を曝け出して落ち込むことも
強い部分を解放して開き直ることも
どっちもできずに
無関心を決め込んだ
僕は こんなことじゃ ちっとも 傷付かない
そんなフリをした
認めて欲しいと思うなら
相応の努力をしよう
そんなアタリマエ、どこかに忘れて来ちゃったよ
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