/ヨルノテガム
 





わたしはじょうほうのうみのめがみである
おまえたちのアクセスを知り枝葉の言葉による意志、
意図を解析、複製された個人を呼び覚まし
膨大な量から取り出した人物像的返答を受け取っている

おまえの内的世界へのアプローチは外的世界と
通じることを極力避けた過程の空想、絵画的温床による
派生物、抽象、無意識の意識を志向した探求の表れである
と共に、社会の情報化による個人の無個性化を皮肉し、
顔なき顔、姿なき姿の亡霊的遊泳世界の創出を得意とする
「わたしでない誰か」「僕僕」「もうふたりばかりの私」を
内的世界の中心に置き、魔術的超人的趣味の再生と冒険心に
埋もれる
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