スコアブック/
山中 烏流
ミがあった
引き出しのペンの位置や消しゴムの場所
その全てを思い出しながら
私はペンを握る
そして、
ペンをすべらせる
・2008年 12月4日
少し、暖か過ぎるくらいの世界と
誰よりも私の名前を上手に呼べる声
ひとさじ分の砂糖に
足がギリギリつかない深さの夢
今、この時が幸せであるように、と
そう願える心もあれば
私はずっと幸せなのでしょう
確かに今、そう思ったのです
(確かに今、そうであるように)
戻る
編
削
Point
(1)