濃密な時間の過ごし方/
ever
一人に流れている時間を消しにいった
葉っぱが枝から落ちるまでの葉っぱの時間
葉っぱの前を通り過ぎた車がかすったであろう少しの時間
それを観察するぼくの時間
それらが風とともに上方、下方、やがて方位など関係なく広がり
空と大地の全体の時間に包まれる
時間をなくした刹那の間
二人三脚が輪になったさらに彼方の呼吸体
また流れ出すであろう個別の時間という宿命性を前に
精一杯共有した
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