「君とセックスのできない僕と君との最大の快楽」/うおくきん
ほんとは君を満足させたいのさ。
満足させる方法なんてほかにもいっぱいあるのもわかっているのさ。
精神的に。精神的に。精神的に!!
セックスなんて重要じゃないってのもわかってる。
セックスなんて重要じゃない。
でも、好きって証の行為なんだ。
さあ、今夜も寝ないで、抱き合い、口づけしながら、らりらりえへえへ笑いあおうか。
正気なのか狂気なのかわからないまま、らりらりえへえへ笑いあおうか。
好きなんだ。ほんとに好きなんだ。
でも、僕にはこれぐらいしかできないんだ。情けないよ。ほんとに情けないよ。
とにかくぼくはきみのことがすきなんだ。
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