アコースティック/BOOKEND
 
場面、場面がフィードバックされてくる

僕の方はとっくにシャッターを閉じていて
忘れられた街のガソリンスタンドみたいだ

飽きるくらい曲がりくねりながら坂をのぼり
またその道を下りきるまで
空気は別世界にいる事を感じさせながら
そう思わせてるのは自分自身だって事を教えてくれた

とても静かに
こともなげに

片側から見た花の景色
シャッターの音は
君には聞こえない

歩き疲れた水の記憶
たぐり寄せればただそれだけのこと


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