肥大妄想間伐大地の風船の中に雨を降らせて/くま出没
自分の頭の中の脳がアリの頭のおんなじ大きさになって
私はようやくまともな人間になれる
要するに肥大妄想の中で生きている私は
あれやこれやと
手を出し金を出し涙を私じゃなく両親に出させ
完全たるニートに行き着いてしまった
残った小銭でビー玉遊びは出来るけど
私はもう5歳児じゃない
28の大人が、大人か?
とにかく生後28年間と何百日か生きている私が今まで費やしてきた時間の果ては
広大な大地に何も咲かせられなかった間伐の大地で
飢え死にするのが待ち構えている
アリくらい丸く硬く小さくなれば た・ん・じ・ゆ・ん が残って
16時間働き2時間通勤に費やし5時間眠り1時間身支度し
そのどこかの隙間に吹く風の中でお話を作ってた築地市場時代
そんくらいがちょーどいいんだよかったんだ!
もどれ 築地市場時代
でなきゃ飢え死にしちまうよ! に・ほ・ん で!
まぐろのヅケ丼食べれるよ! ま・か・な・い で!
履歴書持たずに築地市場行って直で自分を営業したら乾物屋に採用されたよ!
おとーうさ〜ん、おかーあさ〜ん!
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