katamukuひかり/草野大悟
トイレデ
migigawaに
傾いていたんだ
かじかんだ右手に
toipeヲにぎり
やっとちぎりとった
トイペをにぎり
ひかりが
あの日から
スワルコトノで・き・ない
ひかり
傾いていたんだ
悔しさいっぱいに
確かに
光は
座ることが
できなくなってしまったけれど
オムツを外したときの
すがすがしい輝きと
1泊2日
の
ふたりのリハ(暮らし)と
そうとも
あなたが光でありつづけることが
影のただひとつのねがいであり
ただひとつの夢であるのだから
そうして
夢見てきたことは
ふたりで
かならず
叶えてきたのだから
ふたりは
さくらの
はかなげに
あるいは
はらはらと
こすもす色に咲く頃に
いつも歩いていた
あの道を歩き
あの空を飛ぶのだろう
きっと
kitto
戻る 編 削 Point(2)