やがて飛び立つあなたに残されるわたしは/
あずみの
ていた
晴れの日もあった
陽射しに目を細めて笑いあった
いつか桜の咲いていた道には今は
紫陽花が今を盛りと咲き誇り
向日葵が今か今かとつぼみを膨らませている
あなたもいつか懐かしく思い出すだろうか
二人毎日のように通ったこの道を
いろいろな情景を伴って
鮮やかに思い出すことがあるだろうか
どうか飛び立って行くあなたに幸あれと
今日わたしは初めて一人で
この道を歩いた
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