軌道/
木葉 揺
胸を小分けにして笑う
そのうち一つに
また今度を添えて
空に指をならす
ひそひそ声が聞こえても
隕石を夢見ても
昇らない場所を守る
私の
手の中で回る軌道
見つめて
後ろ髪に響く星を知る
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