カナリア/あきな
君がいないと
君がいないと
僕は気の抜けたサイダーのようで
寂しくて
寂しくて
歌を忘れたカナリアのようで
真っ白な何もない部屋の中で
ただ 君の訪れを待ちわびて
君が隣に座ったのなら
何事もなかったかのように眠ってしまうのに
夢の中には君がいなくて
悲しくて
そんな自分が悲しくて
体中から涙を流すのに
目覚めればいなくなっている君を
追いかけることも出来ず
いずれは僕のことを忘れてしまうであろう君だけを想う日々を
神様は赦してくださるのだろうか
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