場所を持たない私「自身」−「存在の彼方へ」を読んでみる10/もぐもぐ
と、世界(物理的世界、道具的世界)の中に「場所を持たない」ものであって、存在(「〜である」)の世界から剥離している。
存在(「〜である」)からの離脱。実存(「〜である」抜きの「〜がある」)。「私自身」とは、このように、よくよく観察すれば、「存在」(「〜である」)とは「別のあり方」をしているのである。
レヴィナスは、ここに、「〜である」こと(「存在」)を求める「生」=「闘争・利害」と、「別のあり方」をするための、手掛かりを見出していくのだ。
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