She's crying/
アオゾラ誤爆
冬の車道にぼくは蝉をみつける
暖房を効かせたひろい町のどこかで
あの子がすきな作家の本を
ぼくは読まないけれどたくさん持ってる
早朝につんとした風が耳を抜ける
まぶしさに目を塞げるなんてうそ
名前のない音楽にふれている
実感よりもぼんやりとした理想で
足元にツーカートンのラッキーストライク
映画みたいに雪は降らないけれど
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