With a fullmoon behind us/瀬田行生
 

なんだか心も

晴れた

とてもわかりやすい言葉があって
別に
飾ることもない

あなたの声を聞くと 不思議と落ち着く
街の喧騒も大して気にならないし
列車の発車のベルも
どこか遠くで鳴る

たった

そんなドラマのようなことが日常を飾るわけで

列車の車窓の景色が
トンネルの暗闇を抜けるように
雪がその先にあったとしても
とけて
やがて 春が咲く

愛するといふことは
難きことなり
言葉にして語るのは
なお難き

しかしながら

あなたの声は嬉しきものなり

あなたの笑い声を聞くときは
何よりの幸せなり






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