残酷な性夢/
風音
あまりにも
光に満ち満ちていた
昨夜の夢のなか
日差しを浴びない
私の躰は
白く眩しく
小麦色の彼の躰は
誇らしげに
光り輝いて
やさしいキスから始まった
至福のとき
けれど
起きてみれば
あり得ることではなく
現実では
たまに話をするだけで
なんて残酷な性夢
私の躰は
放り出されたように
ベッドに横たわっている
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