街の語呂つき、言の羽根つき/
海里
街の語呂つきどもは
一人で語呂まいてれば良いものを
中島みゆきになんと歌われようとも
寂しさを人に言わずにはいられない
かきーんこきーんと言羽根ついて
仲良くいっつも角突き合わせ
書き込んだのや書き込まれたのや
墨で真っ黒々なのです
軽く軽く傷ついてゆけばいいものを
軽く軽く傷ついてゆければいいものを
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