冬の蜃気楼/ようちゃん
 
目に見える価値にとらわれて
目に見えない不安にとりつかれる

物で虚しさにあがなおうとしても
心は満たされない

乾いた心から生まれる
空空しい言葉たち

嘘を嘘でべったりと上塗りされて
本当の姿はわからなくなってしまった。


冬の蜃気楼で
遠くの空がもうもうと揺らぐ

明日が見えない
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