世界らしき違和感/
山中 烏流
他人であるという空々しさと
虚しさしか無かった
会釈をしたところで
その人が振り返ることも、無かった
*バスルーム
*シアター2
入ると場面は既にエンドロールで
観客は皆一様に
死んだような目をしている
何の映画なのだろうか
私は一度、このシーンを見たような
そんな気がする
戻る
編
削
Point
(8)