痴態女砲号/雑魚ヒロシ
 
られ二つの裸体は引きづり出され噛み砕かれて咀嚼された

ビルの床を一枚一枚建物の屋根を一枚一枚剥がしていくとそこには動くもの達の姿が無い時もありある時もあり其れのある時は喜びに満ち女は追い回し引きづりつまみあげると弄び動かなくなると捨てた女には人生があった名前があった父親があった大好きだった事以降の事は薄れていた何かがあり愛しい彼のあれを食いちぎった事其の事薄れる記憶の事父ではなかったかと言う事の記憶の事の様な事が消えつつあることを覚えつつ女は穴ぐらに潜み突然の明かりに逃げ惑う生き物を捕えて回った

街は当たり前のように騒然としていた歩き回る巨大な裸の女を見上げて慄き瞬後興奮し服を脱ぎ捨て
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