花霞/aidanico
 
un/燈明高楼の下朦々と翳む嵐/道路松露と如雨露で水撒く裸足/瑕を、視ずに判断して花壇の/隅に蒼い紙を置いたと告げ/deux/酩酊メーテルと晩酌酌み交わす夜/銀河鉄道は新橋直行で煤煙出し走る走る/大腿露わに火照る肢を/投げ出し何某妄想耽る光差す見出す車窓///trois/眼差し翳し蓋し軟骨光るピアス刺青碧い脣突き抜ける、テラス、照らす、付き抜ける、仰ぐ天、落ち!其処に点を描く/…凌駕される青まで揺蕩う頃を待つ
/蚤の市は黒いのがうぞうぞ。/juillet,
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