器官Baby/カンチェルスキス
 





ガソリン浴びて火をつけられりゃ誰だって悲鳴を上げたくもなる
ああ悲鳴 それだ おれの耳に直接届くのはその声だ
燃えてら どっかの惑星じゃ燃えることもなかったもしれないが
ここにいる限り しみったれた地球生命 残念だ 燃えるしかない
嫌な匂いはたいして気にしない おれはじっと炎を見る
見るってのは生ぬるい 炎の中に目玉を置いてる
そして返してもらおうとは思ってないってこと
動いても無駄なんだけど動いてる おれが思うに
激しく激しく助けを求めてる 救いってやつだね
そいつを求めて叫んでる 悲鳴という絶叫
耳に心地よいね それはたいしたものだよ おれは一度も口に出
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