両忘れ/tatsuya999
 
大好きだった君
もう何年も 過ぎた時の砂
君は変わっただろうか 僕は変われずにいます

きっと君は忘れているだろう 
君に僕がいたあの頃と同じところに
誰かがいるんだろう

自分勝手に突き放して 驚いた目 顔
忘れられない

謝れず 消えた糸を 今も捜している自分に
空と地をつなぐ この空気のようなものだとわかっているのに

自分を折りたたんで 箱につめて 空になって 雲になって
ただ流されることを選んだ自分を
とても悲しい自分を あなたへの謝罪を
今では馬鹿なことと 想いはじめています

君が忘れた 君だけが忘れた 片忘れ
今日僕は 両忘れにします

今までの自分を責められないから
連れて行くことにします

いつか会えたら こんな話で 笑って欲しい
・・・またね 大好きだった君と
罰を受け入れた自分
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