広大な川で/
高橋魚
整形をして 性格も変わったアイツがそこにいて
新幹線並みの速さで明るさを増していく
放っておけば アイツは海に殺されるけれど
その前に 天は優しい雨を地に降らし
アイツは文句と
再会を見据えた別れの挨拶を残して去っていく
僕は散らばって パンの耳を食べながら
空のバケツを持っている
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