☆158 ゼツボウノヒビ/貴水 水海
絶望の日々
酒と煙草と薬いがい口にしなかった日々
俺には
周期的に襲ってくる儀式みたいなもんだぜ
誰かがそばにいてくれたら
俺を愛してくれたら
儀式は2度と必要ないかもしれない
もっと別な儀式が待っているかもしれない
今は
俺のそばには誰もいない
すくなくとも
アイシテイルと言ってくれた奴はいないぜ
俺はどうしようもない人間だから
当然のこと
東から太陽が昇るように
当然のことだぜ
俺は本当に人を愛したのかさえ
もう
ワスレタ
戻る 編 削 Point(0)