しおさい/
玉兎
どこから なみうちぎわに きたのか
あなたに てを ひかれてきたような
みぎてに ほんのり のこった じわっとしたかんじ
しろいあわにくるんで ひいて
ずっとちへいせんの むこうまでつれていってほしい
なめらかな ながれにみえる あのなみまで
ゆらめいて きらめいて
せつなさに
ぽろり ほろ ほろ
しおさいが
ないている
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